[hnsドキュメント]

ハイパー日記システム Version 2.20

アクセス制御について


アクセス制御とは?

従来の日記システムにはない、柔軟なアクセス制御機能が ハイパー日記システムには実装されています。この機能により 特定のクライアントからの日記へのアクセスを拒否したり 許可することができます。

注意:
RURIコード、エージェント名、参照元、X_FORWARDED_FOR は読者の(ブラウザの)自己申告による 情報です。本来的に限られた信頼性しかありません。これらの項目のみの 設定でアクセスを完全に禁止することはできません。 特に参照元の送信は本来読者の選択すべきプライバシー情報であり、 送信されない可能性があります。

アクセス制御の利用方法

設定ディレクトリ ~/diary/conf/ に アクセス制御の設定ファイルaccess_control.txt を作成します。

allow: RURIコード ドメイン名 エージェント名 参照元 X_FORWARDED_FOR * *
deny: RURIコード ドメイン名 エージェント名 参照元 X_FORWARDED_FOR * * エラー・コード

という形式で記載します.各項目の間は必ずスペースで区切ります。

上から順に評価して、allow: にマッチしたら日記を表示します。 deny: にマッチしたら日記は表示されず、エラー・コードで指定した エラー・メッセージを返します。マッチしない場合は、日記が表示されます。

ドメイン名 はログに記録される読者のホスト名です。 逆引きできない(しない) 場合は、IPアドレスを指定して下さい。
エージェント名 はブラウザ等が送る自分の名前です。
エラー・コード は予め定義されている番号、404,403 または 自分で定義した番号を指定します。


例1: 会社(company.co.jp)の人に見られるのはまずいが自分は会社にいても日記に アクセスしたい(自分の RURIコードは RURI380573602f079)。
→ RURIコードで自分のアクセスを許可し、ドメイン名で会社からのアクセスを 拒絶する。

allow: RURI380573602f079 * * * * * *
deny: * company.co.jp * * * * * 404

例2: 以前交換日記をしていた相手からのリンク(相手の日記の URL は http:://www.example.ne.jp/hoge/diary/)がうざったい。
→ 参照元でアクセスを拒絶。

deny: * * * http:://www.example.ne.jp/hoge/diary/ * * * 403

例3: IE を使っている人には日記を見せたくない。
→ エージェント名でアクセスを拒絶。

deny: * * MSIE * * * * 403

例4: 192.168.1.1 からロボットと思われる無作法なアクセスがあるので、 どうにかしたい。
→ ドメイン名(IPアドレス)でアクセスを拒絶。

deny: * 192.168.1.1 * * * * * 403

ハイパー日記システム Version 2.20


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