hns は本来、動的なシステムです。ウェブ・サーバにアクセスがある度に hnf から HTML を動的に生成して日記を表示します。動的生成であるため 様々な表示の仕方や豊富な機能が利用可能となっています。
これに対して静的生成とは、あらかじめ HTMLファイル を用意しておくという 方法です。
プロバイダによっては CGI が使えないことがあり、 また、動的生成はアクセスの度に HTML を生成するため サーバへの負荷が、静的生成に比較してどうしても大きくなります。 このような制限を回避する方法として、日記の静的生成があります。
静的生成スクリプトを実行して下さい。
$ cd ~/diary/bin $ ./make-diary creating /home/hoge/public_html/diary/recent.html ... done. creating /home/hoge/public_html/diary/200001.html ... done. 6 seconds.
make-diary は、使用しているテーマのディレクトリに theme-static.ph があれば、それを使用して HTMLファイルを生成します。 hns のデフォルト・テーマjapanese には、 静的生成用のテーマ・ファイルtheme-static.ph が 含まれています。theme-static.ph がない場合は、make-diary は theme.ph を 利用して、HTMLファイルを生成をします。この場合、自分自身へのリンクが 動的生成のものになりますので、そのままでは、静的な HTML としては 不完全ですが、サーバ上でどのような HTML が生成されるか確認するためには 利用できるでしょう。
上記の例では、最近の日記(recent.html) と今月の日記(200001.html) が生成されました。
静的生成の場合は、動的生成では利用可能な以下の機能などが 利用できません。
だだし SSI でコマンド実行が可能なら、附属の logging.pl を実行することで、 アクセス・ログの取得とクッキーによる読者の追跡は可能です。 デフォルトのテーマjapanese では、SSI により logging.pl を 実行するように記述されています。ウェブ・サーバの設定で SSI でコマンド実行可能なら、 これらの機能は自動的に使えます。