[hnsドキュメント]

ハイパー日記システム Version 2.10

設定ファイルの記載方法


config.ph の設定

設定ファイルconfig.ph で最低限必要な項目は, Makefile または hns-setup で設定すれば,自動的に反映されます.

設定ファイルconfig.ph はウェブ日記ディレクトリ (~/public_html/diary/) にインストールされます.

config.ph では、システム設定、すなわち日記のタイトル やデフォルトの表示日数,カレンダーなどの表示の on/off などを指定します。出力される HTML についてのカスタマイズは、 テーマ機能 を用いて行います。

以下では,Makefile / hns-setup で設定できない項目の内容を説明します.


package HNS::System;

システムに関する設定を行います。

$Author
著者名を記載すると、di.cgi などからその情報が提供されます。
$MesMail
メール・アドレスを指定した場合、ユーザからメッセージが 投稿された場合、記載されたアドレスにメールで 通知されます(sendmailまたは相当するプログラム が サーバ上に必要です)。 デフォルトは定義されていません。
$DefaultMax
日記URL に引数なしでアクセスしたときに表示する 最近の日記の日数.デフォルトは 5日分.
$CookieFlag
クッキーによるユーザ追跡を使用しない時には OFF に設定してください。 デフォルトは ON。
$AdminCookieFlag
管理ページでクッキーを発行するかを設定します。 この設定を変更する必要はありません。 デフォルトは ON。
$CookieExpires
送信するクッキーの有効期限を指定します。 書式は '[+-][0-9]+[yMdhms]' 。 デフォルトは 1か月 '+1M'。
$NoRedirect
クッキーによる読者の追跡を確実にするため、hns はデフォルトでは、 リクエストに %7E が含まれる場合、~ へ変換した URL へ転送します。この 転送をしたくない場合は、1 を設定して下さい。デフォルトは 0。
$CacheDir
キャッシュ・ファイル(xhnf) を保存するディレクトリを 指定します。デフォルトは ~/diary/cache です。httpd の実行権限で 書き込み可能である必要があります。通常この値を変更する必要は ありません。
$Caching
キャッシュ機能を使用するかどうかです。デフォルトは 1 で 使用します。キャッシュを使用する場合は、hnf の 1.5倍程のディスク容量が キャッシュ・ファイルのために必要です(つまりキャッシュを使用しない場合の 2.5倍程のディスク容量が必要になります)。ディスク容量が少ない場合は、 次の $AllowCacheOnly を使用することを検討して下さい。
$AllowCacheOnly
この項目を 1 に設定すると、hnf がサーバ上になくても キャッシュ・ファイルがすでに作成されていれば、キャッシュ・ファイル のみから日記を表示できるようになります。 つまり確定した過去の hnf をサーバ上から削除することが 可能となります。このためキャッシュ機能による高速な日記表示と ディスク容量の節約の両方を達成できます。なお、hnf はあくまで サーバ上で削除できるだけであり、必ずバックアップを別に 用意しておいて下さい。デフォルトは 0。
$AutoCacheClear
theme.ph, config.ph, alias.txt, rlink.txt を変更した場合は、 過去の日記の表示に影響します。hns ではデフォルトでは、 これらのファイルを監視して変更された場合は、キャッシュ・ファイルを 全て消去してこれらの変更が反映されていない古いキャッシュを表示することは ありません。この項目を 0 に設定すると、このキャッシュの自動消去機能 をオフにします。
$RefererLog
アクセス・ログを取らない時には OFF に設定して下さい。 デフォルトは ON。
$RefererBATTALog
BATTA のアクセス・ログを別ファイル(referer_batta_log) に分離したい時は 1 に設定して下さい。 デフォルトは 0。
$TZ
タイム・ゾーンです.通常は日本時間ですので,9 です. サーバのタイム・ゾーンにあわせて GMT との時間差を設定します.
$Lang
日記を記述する言語です。デフォルトは ja (日本語) です。
$IgnoreReserved
行頭の単語が大文字のみで構成されている場合、 システムはそれをコマンドと見做し、 もしそれがコマンドとして定義されていなかったら予約されているとして 警告を発します。 この警告を表示しないようにする場合は ON に設定して下さい。 デフォルトは OFF。
$AlwaysReverse
ON に設定すると絶えず日記を最近のものから表示します。 デフォルトは OFF。
$NewReverse
1 に設定すると、最近分の表示の場合、一日の内で、 新しい(hnf の中で下にある)セクション(NEW) から順に表示します。 デフォルトは 0。
$StartYear
日記を書き始めた年を記述します。 デフォルトは 1998。
$ImgWidthMaxSize
あまり大きな画像を日記に張りつけた場合レイアウトが崩れて しまいます.それを防ぐため,ここで設定したピクセル以上の画像は, width をここで設定した値に指定されます. デフォルトは 300 となっています.
$FNCountStyle
1 にすると、脚注のカウントを 1日毎に行います。0 に設定すると 脚注のカウントがセクション(NEW)毎になります。デフォルトは 1。
$isystem
i system のインストールされたディレクトリを指定します。 i system への自動切換を行いたくない場合は、コメント・アウトして下さい。
$antenna
なつみかんへの更新時刻通知を行いたい場合、情報を送信する URL を記載します。 デフォルトは空(とこにも通知しない)です。通知を行う場合、 なつみかん側で受信を許可する設定が必要になります。
$IntelliSearch
IntelliSearch機能を有効にしたい場合は、1 にして下さい。 デフォルトは 0 です。。

package HNS::Style;

スタイルに関する設定です。

$UnagiURL
Namazu for hns の検索プログラム(namazu.cgi) の URL を記述します。 デフォルトは "namazu.cgi"
$NamazuURL
Namazu のホームページの URL を記述します。 デフォルトは "http://www.namazu.org/"。
$CalendarUse
カレンダーを使用しない場合は OFF に設定してください。 デフォルトは ON。
$DirectCalendarUse
日付ジャンプ・ボタンを使用しない場合は OFF に設定して下さい。 デフォルトは ON。
$PIMUse
PIM機能(予定表、TODO)を使用しない場合は OFF に設定して下さい。 デフォルトは ON。
$TitleListUse
タイトル一覧フォームを使用しない場合には OFF に設定して下さい。 デフォルトは ON。

package HNS::PIM::Schedule;

予定表示に関する設定です。

$MaxNum
表示する最大件数です.デフォルトは 8件.
$Range
表示対象となる予定の範囲(月)を指定します。 デフォルトは 1 (1か月先までの予定を表示対象とする) です。
$RRange
繰り返し予定の表示対象となる予定の範囲(月)を指定します。 デフォルトは 1 (1か月先までの予定を表示対象とする) です。

package HNS::PIM::Todo;

To Do 表示に関する設定です。

$MaxNum
表示する最大件数です.デフォルトは 8件.

package HNS::Tools::Title;

タイトル一覧に関する設定です。

$Range
タイトル一覧に引数なしでアクセスした場合の表示する期間(月)。 デフォルトは 1か月。

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