============================================================================= hns-SA-2006-02 HyperNikkiSystem Project http://www.h14m.org/ トピック: webif.cgi XSS脆弱性 告知日: 2006年11月5日 影響範囲: 修正日より前の全てのhns 修正日: 2006年11月5日 I. 背景 - Background webif.cgi は日記の編集を web 上で行う cgi プログラムです. II. 問題の詳細 - Problem Description webif.cgi にXSS脆弱性が存在しました. III. 影響範囲 - Impact 悪意のある第三者が、ユーザ(日記管理者)を攻撃サイトに誘導する等して、 ユーザ(日記管理者)のブラウザ上で悪意あるスクリプトを実行される可能性があ ります。 これにより, 管理者のID (cookie) を窃取でき,管理者権限を奪える可能性があります. 管理者権限が奪取された場合,日記の改竄や削除,秘密日記の閲覧 などが可能となります. IV. 回避方法 - Workaround webif.cgi の実行権限を落とし、起動できないようにして下さい。 V. 解決策 - Solution hns-2.19.9 にバージョンアップしてください. hns-2.19.9 は, hns-current ブランチから抽出された,最新の hns です. このバージョンは,安定性は高いものの,未だ「ベータ版」であることに注意して ください. hns-1 系列と hns-2.00 系列および hns-2.10 系列に関して, HyperNikkiSystem Project ではあらゆるメンテナンスを行っていません. 当該系列の hns を使用しているユーザーには, 速やかに hns-2.19(2.20) 系列に移行される事を強く望みます. VI. 修正の詳細 - Correction details 次の表は今回修正されたファイルの $Id$ リビジョン番号です. パス名 リビジョン番号 -------------------------------------------------------------------------- hns-perl/public_html/diary/webif.cgi.in 1.27 (hns-current) -------------------------------------------------------------------------- VII. クレジット この脆弱性は,発見者によって情報処理推進機構(略称: IPA)に届出られたもので, JPCERTコーディネーションセンター(略称: JPCERT/CC)の協力の下,脆弱性関連情報 を提供していただきました.ご報告に感謝します. VIII. 参考資料 - References 特にありません. =============================================================================